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アスタロン 地球最後の希望【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は アスタロン -地球の涙- というメトロイドヴァニア形式の2Dアクションを紹介します。3人の主人公を切り替えながら進んでいくレトロスタイルなメトロイドヴァニアです。昔ながらのシンプルな探索アクションが好きな人にはおすすめできる作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルアスタロン -地球の涙-
対応機種Steam, Switch, PS4
価格2,050円(Steam), 2,200円(Switch, PS4)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション, メトロイドヴァニア
開発元 / 発売元LABS Works / DANGEN Entertainment
一言最初はアリアスの存在感が迷子でしたが、ダッシュを手に入れてからはアルガスの存在感が無くなりました。

ストーリー

使命を背負った3人の英雄。彼らは村を絶望の淵から救うため、世界滅亡後の砂漠をさまよっていた。ほどなくして、地球の深みからその姿を見せる、暗くねじれた塔を見つける。それは一見、彼らが生き残れるかどうかがかかった鍵を握る場所のように思えた。そして冒険者の1人は、自分たちの勝利を確かなものにするために死のタイタン、エピメテウスと秘密の誓約を交わすのだった。それは彼らが使命を全うするまで、何度でも生き返ることができるというもの。しかしその後、彼らとその村にどんな運命が待ち受けているのか?
(Steam Store より抜粋)

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションで、毒を周囲に垂れ流す謎の塔を登り原因を突き止めます。プレイヤーは性能の異なるアルガス・アリアス・クユリの3人を操作します。 操作は移動、ジャンプ、攻撃とシンプルですが、ゲームの進行と共にダッシュ等の新しいアクションが増えていきます。

アルガス・・・オレンジ色の魔法使い。中距離の魔法を放つ。水晶に魔法を灯してギミックを起動できる。
アリアス・・・青色の剣士。繰り出しの早い剣で攻撃する。青色のツタを切って先に進める。
クユリ・・・赤色の弓使い。射程無限の弓で攻撃する。壁ジャンプが可能。

セーブポイントで利用するキャラクターを変更することができます。
中距離の魔法は威力も申し分なく当てやすいです。
短射程の剣は当て辛いですが、攻撃速度が早いのでハマると強いです。
弓は攻撃速度が遅いものの、長い射程が魅力的です。

塔は広大で、1画面で完結する複数の部屋から構成されています。マップを頼りにキャラクター達の特性や、ショートカットやワープポイント、鍵を使いながら先に進んでいきます。

青いツタはアリアスでしか破れないので、アリアスでここまでくる必要があります。
マップから1度訪れた部屋の扉や取り損ねたアイテムの位置が分かります。

本作では敵を倒すと青いオーブが出現します。これを集めることで死亡時に、主人公達のパラメーターを強化することができます。強化には最大体力や攻撃力、攻撃速度や攻撃範囲の増加、被弾時の無敵時間の延長や必殺技の獲得等、様々なものが用意されています。

敵を倒した際に出現する青い塊がオーブです。
ほとんどの強化は複数回購入できるため、どんどん強くなっていきます。

道中で新しいアイテムを獲得することで利便性があがったり、新しいアクションを獲得することができます。アイテムの獲得により、今まで行けなかったところに進めるようになったり、強敵にも太刀打ちできるようになることが冒険の醍醐味だと感じました。

3人のキャラクターの体力は共有ですが、攻撃力や防御力は独立しています。

エンディングまでは10時間程度、マップ100%踏破までは13時間程度でした。クリア後はボスラッシュやニューゲーム+に挑むことができます。また、やりこみ要素としてミッション機能も用意されています。

ミッションをこなすことで隣のミッションの条件が判明します。
敵を一定数倒す事で情報が得られる図鑑モード等も用意されており、やりこみ要素は豊富でした。

おすすめポイント

・レトロだが遊びやすい2Dアクション

レトロスタイルな作風ですが、難易度は控えめで操作性も良好なため、遊びやすい作品に仕上がっています。最初はステータスが低いものの、オーブを集めることで主人公達が強くなり、アイテムの収集と共に操作性も向上していきます。

キャラクター毎の固有スキルも強力です。

中盤以降は1周で大量のオーブが回収できるため、どんどんと強化が進む点が魅力的です。理不尽な敵はおらず、厄介な敵も体力を盾にしたゴリ押しで戦うこともできるため、アクションゲーム初心者でもクリアしやすいと感じました。

終盤は初期体力の3倍以上の体力となり、防御力も高いので1周で冒険できる範囲が増えます。

キャラクターは最初はセーブポイントでしか切り替えできませんが、途中からいつでもどこでも変更できるようになります。追加アクションによって徐々にキャラクター毎の特性にも大きな違いが出るため、キャラクターの切り替えしつつ戦闘・冒険することが楽しめました。

ボス戦ではどのキャラクターで戦うかの選択も重要です。

キャラクターの成長要素や新規アクションの獲得、隠し部屋や謎解き要素、ミッションややりこみ要素の存在等、メトロイドヴァニアとして楽しいポイントは一通り抑えられていました。ボリュームも十分でクオリティも高いため、魅力的な作品だと感じました。

物々しいマップデザインも素敵でした。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・シンプルなメトロイドヴァニアが好きな人

レトロなデザインですが操作性は良好で、強化要素によりゴリ押しも可能なため遊びやすいです。操作性やデザインも含めてシンプルなので、レトロスタイルなメトロイドヴァニア作品が好きな人にはおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・謎解き要素を求める人
快適な冒険を楽しみたい人

アクションがメインのゲーム性で謎解き要素はほぼありません。謎解き要素を求める人にはおすすめすることができないと思います。

また、死にながら強化を重ねることが前提となるのですが、死んだ際の戻し作業が若干億劫です。ワープポイント間が遠い点、体力が増えると死ぬのが逆に面倒になる点、次に進むべき場所が明記されない点からテンポは悪いので、サクサクと冒険を楽しみたい人にはおすすめすることはできないと思います。

ここに注意!

一部の中ボス・ボスの攻撃パターンが極端に少ない点がやや残念でした。

また、アイテムや強化の説明が最低限で分かり辛いポイントも個人的に気になりました。

進行不能となるバグが多いとのレビューがありましたが、私がプレイした2023/07段階で公開されているバージョンでは問題はありませんでした。

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総括

地球の危機を救うために広大な塔を探検するレトロ風な2Dアクションです。特性の異なる3人のキャラクターを使い分ける点と死んだ際にパラメーターの強化が可能な点が特徴的です。独自性にはやや欠ける気もしましたが、豊富なボリュームと強化要素によりクリアしやすい難易度で、全体的なクオリティの高さから遊びやすい作品に仕上がっていました。メトロイドヴァニアが好きな人にはおすすめすることができる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください。

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