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APE OUT ゴリラ注意報発令中。【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は APE OUT という2Dアクションを紹介します。人間に囚われたゴリラを操り、自由を求めて脱走するアドベンチャーです。特徴的な色使いや緊張感のあるステルス要素、パワーで圧倒する爽快感が魅力的な作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます。
#流血表現があるのでご注意ください。

概要

タイトルAPE OUT
対応機種Nintendo Switch, Steam
価格1,500円(Switch) 1,700円(Steam)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション
開発元 / 発売元Gabe Cuzzillo, Bennett Foddy, Matt Boch / Devolver Digital
一言DKジャングルの曲を脳内再生しながらプレイしていました。

ストーリー

人間に捉えられたゴリラが檻を突き破り、自由を求めて暴れ回るという単純明快なストーリーです。

こんなゲーム

見下ろし型の2Dアクションで、ゴリラを操作して人間達の魔の手からの脱走を目指します。操作は移動・パンチ・ものを掴む(投げる)と非常にシンプルです。各ステージではゴリラを銃殺しようとする人間達を退けながらステージ右端のゴールに向かうことが目標です。

色使いが独特でゴリラや人間、壁も床も全てシルエットで表示されます。

巡回していている人間はパンチで一撃で倒すことができます。人間達は銃火器を持ち、こちらに気づくと発砲してきます。銃弾は避けることが難しいので、背後から近づいて気づかれる前に倒したり、発砲前に敵を倒して先に進んでいきます。

敵の銃弾は着弾まで一瞬なので避けることは難しいです。

ゴリラは扉や人間を掴むことができます。人間を投げて他の人間に当てたり、銃弾を防いだりすることもできます。掴める物は少ないですが、掴めた時は大きな武器となります。

鉄の扉があればショットガンもシャットアウト

3回攻撃を受けるとミスとなり、ステージの最初から再開となります。死亡時には進行度が表示されるため、どこまで来たのか把握することができます。残機や時間制限等は無く、ゴリ押しでどんどん進むことも、ゆっくり1人ずつ無力化しながら進んでいくこともできます。

血が滴りはじめると体力が少ないことを示します。
左がスタート、右がゴール。白い線が進んだ軌跡です。

ゴリ押しでギリギリクリアできなかった図

ストーリーは4つのチャプターから構成されており、各チャプターは8つのステージから構成されています。クリア後はやりこみ要素としてより難易度の高いステージに挑むことができます。

おすすめポイント

・パワフルなステルスアクション

序盤は敵の武装も大したことはないので、テンポよく人間をなぎ倒しながら進むことができます。派手な血飛沫と共に人間がバラバラとなり、テンポの良いBGMが盛り上げてくれるため、ストレス解消になります。

中盤以降は難易度が高くなり、適当にプレイするとたちまち銃で蜂の巣にされてしまいます。何度も死ぬこととなりますが、ロードは短めでレスポンスは良好、一部の壁や人はランダム配置な点は魅力的です。

ショットガンやロケットランチャーにかなり苦しめられました。

終盤は慎重な立ち回りを求められますが、見つかってからも攻撃されるまでの猶予がやや長いため、距離を詰めて倒し切ることもできます。難易度は高めですが、ゴールまでの距離が視覚化されている点、ゴリ押しでも運次第ではギリギリクリア可能な絶妙なレベルに設定されていることから諦めずにトライしたくなる中毒性がありました。基本はコソコソと隠れながら一人一人無力化するため緊張感がありつつも、攻める時はゴリラらしいパワープレイで暴れ回るシステムが楽しいと感じました。

また、見た目の通り、例を見ない特徴的なデザインです。特に躍動感のある英語タイトルと背景に紛れる日本語訳のコントラストがお洒落でステージ開始時・クリア時が楽しみになる作品でした。

踊るように文字が表示された後に、日本語訳が背景に投影される部分がお洒落です。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・シンプルなアクションが好きな人
ステルスアクションが好きな人

操作は移動・攻撃・ものを掴むと非常にシンプルで、敵から隠れつつ近づいてパワーで薙ぎ倒していくゲーム性です。序盤は次々と人間をなぎ倒せるため爽快感がありますが、後半はルート構築や咄嗟の判断が必要となるため、ステルスアクションが好きな人にはおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・飽きやすい人
コストパフォーマンス重視の人

特徴的なゲーム性ではあるものの、かなりシンプルなうえに単調です。ボリュームも少ないため飽きる前にクリアする人も多いと思いますが、飽きやすい人にはあまりおすすめできないと思います。

また、価格についてもやや割高な印象を受けました。コストパフォーマンス重視の人にもそれほどおすすめすることはできないと思います。

ここに注意!

個人的な意見ですがゴリラらしくローリング(回避)が欲しいと感じました。

また、ランダム要素があるため、死にながらのルート構築があまり意味をなさない部分は賛否両論かと思います。

類似のゲーム

Hotline Miami 1/2・・・同じくステルス&バイオレンス作品。紹介はこちら

総括

見下ろし型の2Dアクションで、ゴリラを操り武装した人間を蹂躙しながらゴールを目指します。シルエットベースのビジュアルが新鮮で人をなぎ倒す爽快感は抜群なのですが、ゲーム性自体はやや単調でボリュームも短く感じました。緊張感のあるステルスアクションとゴリラならではの力任せの解決が楽しい作品なので、気になった人は是非遊んでみてください。

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