記事内に広告を含む場合があります。

Anuchard 救いの鐘が再興を告げる【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Anuchard という2Dアクションを紹介します。昔ながらのシンプルな見下ろしアドベンチャーで、滅んでしまった王国再建のために様々な世界を冒険します。丁寧なドット絵と癖のあるキャラクターが特徴的な、ストーリー重視の作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルAnuchard(アヌチャード)
対応機種Steam, Nintendo Switch
価格1,700円(Steam), 1,580円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション
開発元 / 発売元stellarNull / Freedom Games
一言強攻撃で壁とスカッシュするだけの簡単なお仕事

ストーリー

アヌチャード王国はかつて天空に浮き、繁栄していましたがある日突然、邪悪な存在によって滅ぼされてしまいました。大陸は地に落ち、小さい島となってから長い時間が経過しました。

王国の人々は伝説の秘宝、”ベルオードロスベル”を持つ救世主、ベルウィルダーに救いを求めます。主人公はベルウィルダーとして王国を再建するために謎が秘められたダンジョンに挑みます。

こんなゲーム

見下ろし型の2Dアクションで、救世主、ベルウィルダーとしてアヌチャード王国の再建のために冒険にでます。メインとなるダンジョンでは敵を倒したり、ギミックを有効化して扉を開けながら先に進んでいきます。操作は移動・通常攻撃・強攻撃・スパイアの設置とシンプルです。攻撃方法は近接攻撃で、魔法のベル「オードロスベル」で敵を殴ります。

通常攻撃は連続で繰り出すとラッシュになります。
強攻撃では敵を壁に叩きつけてダメージを与えたり、敵のバリアを壊すことができます。
シャボン玉を攻撃で移動させたり、壁で反射させながら目当ての場所に運ぶギミック

道中では敵を倒したり、オブジェクトを壊した際に現れるエッセンス(緑色の欠片)を集めることで、スパイアの設置が可能となります。スパイアは設置することで一定時間、主人公の体力が回復します。ストーリーが進むとスパイアの効果が上昇したり、敵を攻撃するようになるアップグレードも用意されています。

スパイアから離れても体力が回復できるため、戦闘中でも利用可能です。

ダンジョンの中には過去にこの地を訪れたキャラクター達の残滓が残っており、掘り起こすことができます。彼らの記憶や感情から世界観の掘り下げや考察が可能です。

かつて繁栄していた頃の会話や情景が浮かびます。

ダンジョン内には複数の強化用アイテムが隠されています。これを収集すると、拠点に帰った際に主人公のパラメータの強化や拠点の建築が進みます。

地面に生えている草をかき分けたり、特定のエリアをクリアすると見つけることがあります。
新しいパッシブ効果の獲得やイベント解放のキーとなります。
拠点ではご飯を作ることでパラメーターアップなどの恩恵を受けることができます。

難易度は比較的簡単で、クリアまでは8時間程度です。アクションが苦手な人は被ダメージの割合を調整することができるため、だれでもクリア可能だと思います。やりこみ要素としてサブクエストと強化用アイテムの収集が用意されていました。

ストーリーの合間にサブクエストを進めることもできます。

おすすめポイント

・ストーリー重視のレトロ風アクション

カラフルで細部まで表現されたドット絵やエフェクト、コミカルな表現やおとぎ話っぽいストーリーが特徴的です。ストーリーは最低の状態から希望に向けて進みだした住人達の姿が描かれます。主人公の活躍によって村が栄えるにつれて、更に希望を求める人、怠ける人、仕事に精を出す人が出てぶつかったりとどこか人間臭さのあるコミュニティの姿が描写されます。神秘的な世界や独特な姿の住人達が特徴的ですが、プレイヤー自身に問いかけるような物語が特徴的でした。

主人公は言葉を発さないため感情移入しやすいです。登場人物も個性的です。
ドット絵が色鮮やかで出てくる街並みもお洒落です。
とにかく見つかったからヨシ!

ゲーム性としてはテンポがスローで、難易度も低めです。ギミックも多くはないので、やや物足りなさを感じました。どちらかというとストーリー重視の作品だと思います。

密室での戦闘が多い印象でした。敵の種類もやや少なめです。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・シンプルなアクションが好きな人
・簡単にクリアできる作品を求める人

昔話のようなストーリーや癖のある登場人物やビジュアル、操作性は一昔前の作品を彷彿とさせます。ゲームシステムはシンプルでアクションも最低限なので、シンプルな作風や比較的簡単な難易度の作品を求める人にはおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・本格的なアクション要素を求める人

アクション性よりもどちらかというと世界観やストーリー重視の作品です。パラメーター強化やパッシブ機能を追加はあるものの新アクション獲得などはなく、操作感は最初から最後までずっと同じです。シンプルな操作性ゆえに飽きやすいゲーム性なため、飽きやすい人や高難易度のアクションを求める人にはおすすめすることはできません。

ここに注意!

セーブが手動なうえに、拠点の自室でしかできません。たまに進行不能のバグにあたり、ダンジョンを最初からやり直す羽目になりました。

類似のゲーム

Ocean’s Heart これがホントの海賊版ゼルダ!?【レビュー】
ゼルダの伝説っぽい世界観・ゲーム性のアクションゲーム。こちらはもう少しアクションよりです。
Eastward 文明の廃墟を越えて【レビュー】
こちらもストーリー重視のアクションRPG。同じくアクション要素も十分でボリュームも多いのでおすすめできます。

総括

見下ろし型の2Dアクションで、滅亡したアヌチャード王国を王国再興のために、魔法のベルを持って複数のダンジョンを冒険します。ゲーム性としてはシンプル・難易度は簡単でどちらかというとストーリー重視の作品でした。昔ながらのアドベンチャーやストーリー重視の作品を求める人にはおすすめできる作品なので気になった人は是非遊んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました