こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Anodyne という 2D 探索アドベンチャーを紹介します。初代ゼルダの伝説のような、昔ながらのドット絵ベースの 2Dアクションアドベンチャーです。敵を倒したり、ギミックを解きつつ、世界中を探検して友人の救出を行います。主人公の無意識の世界を探索するのですが、幻想的な世界やサイコな世界等、現代チックな世界等様々なところを訪れることができる作品となっております。
ゲームスタートからエンディングまで動画を投稿したので、雰囲気を知りたい方はこちらをどうぞ。
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Anodyne |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch(US版Storeのみ?), PS4 (US版Storeのみ?) |
価格 | 980円(Steam) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション・パズルゲーム |
開発元 / 発売元 | Melos Han-Tani, Marina Kittaka / Analgesic Productions |
一言 | 人間の無意識って面白い。サイコな一面も。 |
ストーリー
ヤングという青年が村の長老から「世界を闇で覆っている “クラヤミ” がより力をつけるため、君の友人である “ブライア” を取り込もうとしている。ブライアを守ってくれ」と依頼されます。ヤングは無意識の世界に旅立ち、ブライアの救出に向かいます。
#あまり詳しい描写がされないので、若干当方にて補足しています。
こんなゲーム
見下ろし型の 2D アクションゲームです。イメージとしては初代ゼルダの伝説です。敵を倒しながら敵のマークが書いているカードを集めていきます。ある程度集めると次のマップへつながるゲートを開けることができ、新たなマップに進むことができます。マップにはいくつかの町やダンジョンが存在します。
ストーリーをある程度進めることで新しいアクションやアイテムをゲットすることができますが、重要なものはほとんどないです。消費アイテムは鍵だけで、お金もないという最低限な構成です。あくまでも箒と途中でゲットできるジャンプアクションを用いて謎を解いたり敵を倒していきます。
敵の攻撃はやや激しめですが、初期 HP が 6 もあり、どんどん増えていくので、ごり押しプレイが効果的で、あまり難しいとは感じませんでした。死んでもすぐに再開できたり、穴に落ちてもダメージがないなど、全体的に親切な作りが多いように感じました。
ボス戦はこんな感じです。一画面で完結していてごちゃごちゃしているので、細かい操作を求められます。
ストーリーについては説明が難しいのですが、全体的にもの悲しい雰囲気が漂います。世界の設定などについてはほとんど説明が行われず、まともな会話が通じる NPC もあまりいないため、主人公のヤングが感じる孤独をプレイヤーも感じることとなります。終わったときに誰かと話したくなる。そんな作品です。
おすすめポイント
・様々な世界を巡ることが可能
無意識の中の世界ということで、様々な世界に訪れることが可能です。時には現代っぽい高層ビル群を探索したり、完全な異世界を探索したり、夢のような世界の中だからこそできる一貫性のない世界を探索することができます。
ゆめにっき のような陰鬱な世界を歩くことも多々あります。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・昔ながらの ドット絵 × 2D アクションゲームが好きな人
音楽・グラフィック・ゲームシステムのいずれもファミリーコンピューターの時代にタイムスリップしたかのように設計された作品です。不便さや極悪難易度といった要素は撤廃されており、ストレスは感じさせないので楽しくプレイすることができます。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・イマドキなゲームが好きな人
ここ数年でリリースされたゲームですが、レトロな雰囲気をしっかりと再現したゲームであるため、最近の色々できるゲームとは真逆の思想となっています。そのため、いろんなシステム使いこなしたい人や、綺麗なグラフィックが好きな方には向いていないかもしれません。
ここに注意!
全体的に雰囲気が暗いです。サイコシーンも多く、微グロテスクなシーン?も存在するので、そういうシーンが嫌いな人は避けることを推奨します。
また、ところどころ進行不能となるバグにあたりました。メニュー画面からダンジョンの入り口に戻れるので、なにかあれば戻ってきましょう。
ラスボスに挑むにはかなりの枚数のカードを集めないといけないので、取りこぼしがないようにしっかりと探索していきましょう。自分がプレイしたところ、ゲーム開始~エンディングまでは6時間程度でした。
類似のゲーム
Anodyne2 ・・・本作の続編です。本作が好きな人は買ってみましょう。
Steam 版の場合、タイトル画面から 2 の購入場面へ飛ぶことができますw
総括
初代ゼルダの伝説に似た、2D アクションゲームとなります。箒とジャンプがメインのアクションでよくぞここまでギミックを作り上げたなと思いますが。アクションゲームとしての色が強いですが、シナリオゲーとしても十分面白いと思います。
誰しもが抱えいているダークな一面、人間が持つ孤独感や破壊衝動に焦点を当てた作品だと思います。自分の根源的な気持ちと、真正面から向き合うことが anodyne(鎮痛剤) となるのかもしれません。
アンニュイな気分になったときに、プレイしてみるといいかもしれません。
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