記事内に広告を含む場合があります。

8Doors: Arum’s Afterlife Adventure 死者の世界を駆け巡れ!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は 8Doors: Arum’s Afterlife Adventure というメトロイドヴァニア作品を紹介します。韓国のバリ姫神話というおとぎ話をモチーフにした、死者の世界を駆け巡る2Dアクションです。赤黒白で表現される 東洋の世界観が特徴的な作品なので、気になった人は覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトル8Doors: Arum’s Afterlife Adventure
対応機種Steam, Nintendo Switch, PS(2023年発売予定)
価格2,050円(Steam), 2,100円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション, ローグライク
開発元 / 発売元Rootless Studio / NEOWIZ
一言おとぎ話としては怖くない?子供泣いちゃうよ。

ストーリー

アルムは、お父さんや村の人々が理由もなく亡くなった事件の原因を突き止めるために、自ら冥土へ向かいます。冥土に辿り着いたアルムを待っているのは、多くの亡霊と混沌に落ちた冥土の世界です。アルムは、混沌に落ちた冥土の世界でお父さんを探すために危険があふれる冥土での旅を始めます。

(Steam Store より抜粋)

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションで、行方不明の父親を探して黄泉の世界を冒険します。操作は移動・ジャンプ・通常攻撃・強攻撃・ダッシュだけですが、ゲームの進行に合わせて新しいアクションや使える武器が増えていきます。

通常攻撃は近接武器による攻撃で3連打です。

強攻撃や弓での遠距離攻撃は霊力を消費します。敵に大ダメージを与えるだけではなく、特定のギミックを動かしたりすることもできます。武器によって動かせるギミックが異なったり、攻撃方法が異なるため使い分けながら冒険することとなります。

遠距離攻撃ができるのは弓矢だけなので重宝します。

フィールドは広大な8つのエリアから構成され、自由に探索することとなります。最初はできることが少ないですが、冒険が進むにつれて複数の武器を獲得したり、ガマテンというカエルを手懐けて一緒に冒険したり、壁ジャンプや2段ジャンプが可能になったりと、できることや行動範囲が徐々に増えていきます。後から戻ってきて先に進めるようになるようなエリアや多数の隠し部屋が用意されており、フィールド全体を行き来するような構成でした。

ガマテンはいつでも乗ることができます。重いものを押したり、水上を進んだりすることができます。
拾ったアクションはいつでも確認できます。
敵と戦うワンシーンを切り抜いてみました。

ショップでは宝箱や敵を倒して得たコインを用いて、最大体力や最大霊力の強化などを行うことができます。また、死神の力を使ってフィールドに隠れた逃亡霊を集めることで、お金や黎明と交換してもらえます。黎明は使用することで、主人公の探索能力や戦闘能力を強化することができます。 攻撃速度や攻撃力を上げたり、回復ポーションの数を増やしたり、今まで進めなかった場所に進めるようになったりと、様々な恩恵があります。

購入する毎に価格が上がっていきます。
逃亡霊は至る所に隠れているので見つけて魂を解放してあげましょう。
特性はフロー形式。特定のアイテムを使用することで振り直しをすることができます。
マップは広大で随所にワープポイントが用意されています。

道中には15種類以上のボスが用意されています。ボスは攻撃力が高く、HPが半分になると新しい攻撃パターンも追加されるため、緊張感のあるバトルを楽しむことができました。

ゴリ押しは出来ないので敵の攻撃パターンの見極めが大切です。
ボスの広範囲攻撃を華麗に躱すシーン。

本作はマルチエンディング制で私は1つ目のエンディングまで私は11時間程度要しました。クリア後もやり込み要素として、アイテム回収やマップ埋め、3時間以内でクリアといった実績の獲得を目指すことができます。難易度はやや高めですが、救済要素としてアシストモードが用意されています。

通常エンディング到達時点での進行状況。色々足りていないですね。

おすすめポイント

・丁寧に描かれた死者の世界

起動時のロゴからスタッフロールまで全てのシーンが赤・黒・白の3色で描かれている点が大きな特徴です。韓国のおとぎ話がモチーフになっているとのことで、東洋の建物や文化が多数出現し、8つのステージ毎に背景が描き分けられているため冒険していて楽しいです。ストーリーとしては王道展開で全体的に可愛らしいデザインではあるものの、一部悪意満載のシーンや死を連想させるシーンもあり、メリハリがあるため惹き込まれました。

建物は東洋のデザインですが現代的な描写もあり面白いです。

アクション自体はシンプルで、ゲームシステム自体も一般的なメトロイドヴァニア作品そのものです。全体的なクオリティは高めで目立ったマイナスポイントは無いのですが、戦闘が若干単調でストーリー以外に特徴に欠ける点がやや残念でした。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・高難易度アクションが好きな人
メトロイドヴァニアが好きな人

敵やトラップの攻撃力が高く、回復アイテムの回復量が少ないため、ゴリ押しすることが叶わず難易度は高めです。操作性は良好で緊張感のある戦いを楽しむことができるため、高難易度アクションが好きな人にはおすすめすることができると思います。

また、広大なフィールドの探索や新しいアクションの獲得、多数のボスとの戦闘や隠し部屋の探索等、メトロイドヴァニアの基本はしっかり押さえられています。メトロイドヴァニア作品が好きな人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・コストパフォーマンスを重視する人

決してクオリティが低いわけではなく、世界観も特徴的ではあるのですが、同じ価格帯であればクオリティがもう少し高いメトロイドヴァニア作品があるように感じます。コストパフォーマンス重視の人は購入するのであればセール中の購入をおすすめします。

ここに注意!

ダメージ被弾後の無敵時間がやや短く、敵の攻撃のダメージが大きい点、ワープポイントの間隔が広い点がやや気になりました。 また、どの武器を用いても通常攻撃に変化があまりなく、大体の敵は殴れば倒せてしまうため、立ち回りが同じとなりがちな点が残念でした。

また、一部翻訳に不自然な所がある点が気になりました。

類似のゲーム

Ori and the Blind Forest・・・同じく2Dアクションのメトロイドヴァニア。紹介はこちら

3000th Duel・・・同じく2Dアクションのメトロイドヴァニアでやや大味な作品。紹介はこちら

総括

サイドビュー形式のメトロイドヴァニアで8つのエリアを探索して父親を探すことを目標とします。死者の世界観と東洋風のビジュアル・デザインは魅力的でしたが、戦闘はやや単調な点が少し気になりました。とはいえ全体的なクオリティは高めで、緊張感のある戦闘を楽しむことができるため、気になった人は是非遊んでみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました