こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は 3000th Duel という 2D アクションゲームを紹介します。有名 2D アクションゲームの salt and sanctuary に似たゲームで、ソウルライクなシステムにメトロイドヴァニアの要素が組み合わさった作品です。敵や背景のグラフィック、ボリュームは salt and sanctuary に勝るとも劣らないので、メトロイドヴァニア・ソウルライクが好きな方にはお勧めの作品です。
エンディングまでのプレイ動画を YouTube に投稿したため、雰囲気を知りたい方は覗いてみてください。こちらです。
それでは早速紹介していきます。

概要
タイトル | 3000th Duel |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 1520円(Steam, Swich) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2Dアクション, ソウルライク, メトロイドヴァニア |
開発元 / 発売元 | NEOPOPCORN Corp / NEOPOPCORN Corp |
一言 | ダッシュや剣の振り方がどことなくBLEACHを思わせるのは私だけですかね。仮面してるし。 |
ストーリー
記憶のない未知の世界に投げ込まれたヒーロー。
そして、彼の顔を隠す神秘的な仮面。
ヒーローは攻撃してくる邪悪な生き物を破壊し、失われた記憶を取り戻すため旅に出ます。
旅が終わりに近づくにつれ、彼は自分自身の存在について信じられないような真実を発見します。
(Nintendo Store より抜粋)
こんなゲーム
サイドビュー形式の 2D アクションゲームとなります。主人公を操り、失った記憶を取り戻すために旅に出ます。操作は攻撃・強攻撃・魔法・ダッシュ(回避)・ジャンプ・スライディングです。武器は剣(ブレード・大剣)、斧、槍、鎌+魔法が用意されており、それぞれ攻撃範囲やモーションが異なります。ソウルライクなゲームですが、盾やパリィ・装備の重量といった要素は無く、ダッシュを用いた回避をしつつ、敵と戦うこととなります。

魔法は強力ですが、使用回数に制限があります。貴重な遠距離攻撃なのでタイミングを見計らって当てたいところです。魔法も旅を進めることで、より強力なものを取得したり、強化することが可能です。

ダッシュの繰り出しは非常に早く、ダッシュというより瞬間移動に近いです。攻撃モーション中でもキャンセルして繰り出し可能で、使い勝手が非常に良いです。黄色のスタミナゲージを使用しますが、ある程度スタミナを強化すると連続で使用することもでき、攻略の要となります。ボス戦の動画を撮ってみたので貼っておきます。
基本的に使用する回復アイテム(紫の経典)は持てる最大値が決まっており、道中では一切補給されませんが、セーブポイントに戻ることでいつでも体力と紫の経典の数を最大まで回復することができます。(要はエスト瓶システムですね。)消費アイテムのポーションもありますが、かなり貴重なので、使うタイミングが限られます。

敵を倒すとカルマを入手することができ、一定ポイントを使用することで主人公のレベルを上げることができます。カルマは死んでしまうと死んだ場所に落としてしまいますが、復活時に戻ってきて、カルマの塊を砕くことで取り戻すことができます。ただし、もう回収前にもう一度死んでしまうと、取り戻すことができなくなってしまいます。(つまりお馴染みのソウルシリーズですね)
武器や魔法の強化にも使用できるため、カルマの収集は非常に重要なファクターです。

レベルアップ時には最大 HP・攻撃力・魔力・活動力(スタミナ)のいずれかのステータスを強化することができます。敵が倒せず攻略が行き詰ってしまった場合にも、カルマをためることでレベリングが可能なため、アクションゲームが苦手な方でもなんとかクリアできるレベルだと思います。

装備では、武器・魔法・指輪を2つずつ装備することができます。武器と魔法については戦闘中に即時切り替えができるため、出てきた敵に有利な攻撃範囲や属性を持つ武器を選択できます。

レベルアップの要素に加えて、スキルマップのシステムも採用されています。レベルアップ時や宝箱から取得する解除石というアイテムを使うことで、スキルマップをアンロックすることができ、攻撃力の増加や回復アイテムの使用速度短縮など、探索や戦闘を有利に進めることができます。中段のスキルでは新しいアクションがアンロックされ、2段ジャンプ等の移動スキルも取得できるので、探索範囲を広げることができます。

難易度は他のソウルライクシリーズと同様にやや高めです。後ほど記載しますが、ゲームバランス的には非常にピーキーなので、人を選ぶかもしれません。
エンディングまでは 12 時間程度要しましたが、無料 DLC の内容も公開されており、そちらのボリュームが多い(且つ敵が異様に強い)ので、累計で20時間以上は遊べる作品だと思います。DLC で追加された新マップに進むには、ラスボスまで進めていることが前提となります。ラスボス前に NPC が出現するので話しかけてみましょう。(気づかずに結構時間をかけてしまいました。)
おすすめポイント
・成長と探索が要素が楽しい
新アクションがボス戦で活躍することも多く、探索で得た成果がボス戦で有効に活用され、ボス戦後に取得したアイテムが探索に役立つといった感じで、メトロイドヴァニアとソウルライクの要素が上手くマッチしていると思います。マップ探索の達成度が強さに直結しやすく、多少ボスで手こずってもマップを埋めることで、いつのまにかボスが倒せるようになっていることもしばしばありました。
ボリュームも多く、ボス戦の数も多いため、満足度は高いと思います。

また、 3D のグラフィックがとても奇麗で、アニメーションもぬるぬる動くため、キャラクターを動かしていて楽しい点も高評価でした。

このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・メトロイドヴァニアとソウル作品が好きな人
2つのジャンルを手堅く踏襲しており、探索要素・成長要素・戦闘要素のいずれも面白いです。システム面は無難な感じで綺麗にまとまっているので、ソウルシリーズや salt and sanctuary、メトロイドヴァニア作品が好きな方にはお勧めできると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・非常にハイスピードなバトルを味わいたい人
・様々なスタイルで戦いたい人
高速戦闘アクションを謳ってはいますが、若干キャラクターの動きがもっさりしており、攻撃モーションもやや長めです。Dead Cells や Hollow Knight 等のような速さはないので予め注意しましょう。また、大剣、鎌、斧、槍と武器には種類があれど、基本的な戦い方はダッシュで攻撃を回避して敵の攻撃の合間に攻撃するのみです。様々なプレイスタイルを楽しみたい人には向いていないかもしれません。
ここに注意!
何点かいまいちだと感じた点をピックアップします。(個人の見解です。)
1.ゲームバランス
本作はゲームバランスが非常に大味です。回避が比較的容易な仕様だからか、敵の攻撃力がとても高いです。ボスの攻撃が基本的にプレイヤーの最大 HP の 4~6割入ることがざらにあり、体力の回復アイテムも 3 – 4 割しか回復しません。ゴリ押しプレイはほぼ通用しないので注意しましょう。
2. ボス戦の難易度について
各ボスの攻撃パターンがかなり少なく、やや単調であるように感じました。一方で、後半のボスは背後をとっても一瞬で振り返って攻撃してくるなど、理不尽な攻撃が散見されます。(ラスボスにかなり苦労しました。)
3. マップ間の移動について
ワープポイントがいくつか用意されていますが、全体的に数が少ないです。最寄りのワープポイントに行くために長距離移動を強いられることが多く、かなり面倒に感じました。
4. ローカライズがいまいち
日本語訳が若干微妙でした。進行に支障を与えるほどではないのですが、重要な場面でも誤字が多く、やや気を削がれました。
類似のゲーム
salt and sanctuary・・・同じく 2D 版のダークソウル。操作に癖もなくこちらの方が人気は高いですね。
Vigil: The Longest Night・・・同じく2D のソウルライクなメトロイドヴァニア。同じくクオリティは高い。紹介はこちら。
総括
サイドビュー形式の2Dアクションゲームとなります。カルマのシステムやボス戦の雰囲気はソウルライクに寄せていて、メトロイドヴァニアとうまくマッチしているため面白いですが、かなり大味なゲームバランスをしており、好みは分かれると思います。回避周りのシステムが特に特徴的なため、まずは動画を見て面白そうだと思った方は購入することをおすすめします。
コメント